DHA・EPAとプロポリスの併用

【目次】
1.DHA・EPAの効果
2.プロポリスの効果
3.DHA・EPAとプロポリスの相乗効果
3-1.プロポリスの抗酸化作用がDHA・EPAの酸化を抑制する
3-2.血行促進効果
3-3.生活習慣病の予防
3-4.アレルギー症状の緩和
3-5.精神安定効果
3-6.歯周病の予防・改善効果
3-7.認知症の予防効果
4.まとめ

DHAとEPAは青魚に多く含まれる脂肪酸で、多くのサプリメントに配合されています。プロポリスも効果の高い健康食品として人気があり、両者を一緒に配合したサプリメントも販売されています。
DHA・EPAとプロポリスを一緒に摂取すると、どのような相乗効果があるのでしょうか。

1.DHA・EPAの効果

DHA・EPAには多くの健康効果があり、主なものには以下があります。

・脳機能の活性化
・血行促進
・視力の向上
・アレルギー症状の緩和
・精神安定効果
・生活習慣病の予防効果

2.プロポリスの効果

3.DHA・EPAとプロポリスの相乗効果

DHA・EPAとプロポリスを併用すると、多くの相乗効果が期待できます。そのうちの一部をご紹介します。

3-1.プロポリスの抗酸化作用がDHA・EPAの酸化を抑制する

抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。
活性酸素は酸化力の非常に強い物質で、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素が体内で過剰になると、その強い酸化力で身体に悪影響を及ぼします。

・DHA・EPAは酸化しやすい
DHA・EPAは多くの健康効果をもつ一方で、非常に酸化しやすく体内で有効利用されにくいという特徴があります。DHA・EPAが活性酸素によって酸化されると過酸化脂質が発生し、細胞の老化や生活習慣病の原因になります。

・プロポリスは活性酸素を減少させる
プロポリスには、フラボノイド・桂皮酸誘導体・ビタミンEといった抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。プロポリスは体内の活性酸素を減少させてDHA・EPAの酸化を抑制し、その働きを助けます。

3-2.血行促進効果

DHAには赤血球や血管壁の細胞膜を柔らかくする作用があります。また、EPAには血を固まりにくくして血栓を防ぐ作用があります。
プロポリスには血管を拡張する成分が含まれているほか、血液をサラサラにする効果があります。

DHA・EPAとプロポリスには、ともに高い血行促進効果があり、併用するとその効果が高まります。

3-3.生活習慣病の予防

DHA・EPAには、中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させて善玉コレステロールを増やす効果があります。こうした効果から、高血圧・脂質異常症・動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善にとても効果的です。
プロポリスにも血液中の脂質を減らす効果や血圧を抑制する効果があるほか、糖尿病にも効果的なことが研究で確認されています。
両者を併用すると、高い生活習慣病の予防効果が期待できます。

3-4.アレルギー症状の緩和

DHA・EPAには、アレルギーの原因となる酵素の働きを阻害する効果があります。また、プロポリスにも強い抗炎症作用があり、アレルギーの原因となる炎症性物質の発生を抑えます。
両者を併用すると、アレルギー症状の緩和効果が得られます。

3-5.精神安定効果

DHA・EPAを摂取すると、イライラや攻撃性が低下し、精神が安定することが研究で確認されています。
プロポリスにはリラックス効果のあるフラボノイドなどが豊富に含まれており、高いストレス軽減効果があります。
両者を一緒に摂取すると、高い精神安定効果が見込めます。

3-6.歯周病の予防・改善効果

歯周病患者は、健康な人に比べてDHA・EPAの血中濃度が低いことが研究で報告されています。また、DHA・EPAの摂取量が少ないと歯周病のリスクが1.5倍に高まるとする研究報告があります。
プロポリスには強い殺菌・抗菌作用や免疫力を高める効果があり、歯周病菌に対する身体の抵抗力を高めます。
DHA・EPAとプロポリスを一緒に摂取すると、歯周病の予防・改善に効果的です。

3-7.認知症の予防効果

DHA・EPAには脳機能を活性化する効果があり、認知症の予防に役立ちます。
プロポリスには認知症の原因となる炎症性物質を抑制する効果があり、認知症の予防効果が研究でも確認されています。
両者を併用すると、高い認知症の予防効果が期待できます。

4.まとめ

DHA・EPAとプロポリスには多くの健康効果があります。両者を併用するとプロポリスがDHA・EPAの酸化を抑えてその働きを助けるほか、多くの相乗効果が見込めます。
DHA・EPAとプロポリスを一緒に摂取して、毎日の健康に役立ててみてはいかがでしょうか。