相性の良いブルーベリーとプロポリス
ブルーベリーは、果物やジャムなどの食品として利用されるとともに、眼精疲労の改善効果が高い健康食品としても人気を集めています。
同じく健康食品として人気のプロポリスは、ブルーベリーと非常に相性が良く、一緒に配合されたサプリメントも販売されています。
ブルーベリー・プロポリスの効果と、両者を併用した際の相乗効果をご紹介します。
1.ブルーベリーの効果
ブルーベリーは、ツツジ科に属する北アメリカ原産の植物です。
ブルーベリーの青紫色の果実には健康に役立つ成分が豊富に含まれており、健康食品として人気があります。
ブルーベリーには多くの健康効果や美容効果があり、代表的なものとしては以下のようなものが挙げられます。
- ・眼精疲労を予防・改善する効果
- ・活性酸素を中和する抗酸化作用
- ・腸内環境を整える効果
- ・体調を整える効果
2.プロポリスの効果
プロポリスは、セイヨウミツバチが巣の周囲の植物から樹脂や樹液を集めて、巣を病原菌やウイルスから守るためにつくりだす物質です。
「天然の抗生物質」と呼ばれ、強い殺菌・抗菌作用があるほか、健康と美容に役立つ多くの効果があります。
プロポリスの主な効果には、以下のものがあります。
- ・殺菌作用
- ・抗酸化作用
- ・抗炎症作用
- ・血行促進効果
- ・ストレス軽減効果
- ・腸内環境を整える効果
- ・免疫力の向上効果
3.ブルーベリーとプロポリスの相乗効果
ブルーベリーとプロポリスはとても相性が良く、併用すると互いの効果を高めます。
多くの相乗効果が得られますが、その中でも代表的なものをご紹介します。
3-1.眼精疲労の改善効果が高まる
ブルーベリーには、色素のアントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンには、視覚に重要なロドプシンと呼ばれるタンパク質の再合成を促進する作用があり、眼精疲労の予防・改善に高い効果を発揮します。
また、ブルーベリーには、目の網膜を丈夫にするビタミンAも含まれています。
それに対して、プロポリスには血行を促進する高い効果があります。
目の周辺のマッサージが眼精疲労の解消に役立つことからも分かる通り、目の周辺の血行促進は眼精疲労の予防・改善にとても効果的です。
ブルーベリーとプロポリスを併用すると、眼精疲労を予防・改善する2種類の効果が得られ、その効果がより一層高まります。
3-2.抗酸化作用が強まる
抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。
活性酸素は、ほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、日々の呼吸やストレスによって体内で発生します。
活性酸素が体内で過剰になると、健康な細胞に酸化ストレスを与えて、細胞の老化・炎症・生活習慣病などの原因になります。
ブルーベリーには、強い抗酸化作用をもつポリフェノール・ビタミンA・C・Eが含まれています。
また、プロポリスにもフラボノイド・桂皮酸誘導体・ビタミンEといった強い抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。
両者を併用すると抗酸化作用をもつ成分の種類が増え、その作用が強化されます。
また、ブルーベリーのビタミンAとCにはビタミンEの働きを補助する作用があり、プロポリスに含まれているビタミンEの抗酸化作用が強まります。
3-3.血管が丈夫になる
プロポリスには、ビタミンPの一種ヘスペリジンが含まれています。
ヘスペリジンには、ビタミンCと協力して毛細血管の透過性を適正に保ち、血管を丈夫にする作用があります。
プロポリスにはビタミンCが含まれていませんが、ビタミンCが豊富なブルーベリーと併用するとヘスペリジンの効果が十分に発揮されます。
このため、両者を併用すると血管が丈夫になり、動脈硬化や出血性疾患の予防効果が期待できます。
3-4.腸内環境が改善される
ブルーベリーには、腸の善玉菌を増やす作用のある水溶性食物繊維と、腸を刺激して腸の働きを活発にする不溶性食物繊維が含まれています。
この2種類の食物繊維の働きにより、ブルーベリーは腸内環境を改善します。
それに対して、プロポリスには強い殺菌・抗菌作用があり、腸内の悪玉菌を減少させることで腸内環境を改善します。
なお、プロポリスの殺菌・抗菌作用は、腸の善玉菌には悪影響を及ぼしません。
ブルーベリーとプロポリスを併用すると2種類の腸内環境改善効果が得られ、その効果が大きく高まります。
4.まとめ
ブルーベリーとプロポリスは、ともに効果の高い健康食品として人気を集めています。
それぞれを単独で摂取しても効果的ですが、両者の成分はとても相性が良く、併用することでより高い効果を発揮します。
そのため、両者を一緒に配合したサプリメントも販売されています。
ブルーベリーとプロポリスを一緒に摂取して、日々の健康に役立ててみてはいかがでしょうか。